作成したPPTを人に渡す時にドキュメント検査をかけるのは、よくやるかと思います。個人情報等々、一括でチェック＆削除してくれるのは非常に助かります・・・ですが、今回、ちょっとした問題にぶち当たりました。
ドキュメント検査の項目に個人情報のチェックがありますが、そのチェックの一環として「画像のトリミング情報」が残っていないかも含まれます。これはトリミングして見えなくなった部分にどんな個人情報が入ってるやらわからないので、消してくれー、ということだと理解しています。至極妥当。ですが、このチェックが何をやっても通らない！！
よくひっかかる情報として図のトリミング情報を一括で削除する方法があります。「図ツール」の「図の圧縮」から「トリミング情報を削除」的なものを選択し、その時、「この図のみ」的なチェックをはずして実行すればOKです。
最初はこれを掛けてやればOK、と高をくくっていたのですが、何度やっても消えない。もちろん、ドキュメント検査の結果から「全削除」のボタンを押しても消えない。。。
はっと思いついたのがスライドマスタ。もしかすると、ここの情報はマスタを開いて消してやる必要があるのかなー？と思い、それも試しました・・・だが消えない！！！
・・・ここで結論です。原因は「塗りつぶし」でした。
問題となったのは以下のようなテキストプレースでした。
そして、この設定「テクスチャ」＋「オフセット」を使っていました。オフセット（右）を設定することで、左側を白にし、右にだけ色を付けるやり方です。
この赤丸の部分「オフセット」が原因だったみたいです。この振る舞いから察するにPPTの塗りつぶしオフセットはトリミングと同じデータ管理で実現されているのかなー、と推測しております。この部分を消すことで無事ドキュメント検査が通りました（今回の場合は、残っていても問題ないとして、チェック結果を無視する対応にしましたが ^^;）