iPadでのGoogle Spreadsheet列数問題

2013-11-16


今、cranpun-labでは、とある会社向けにGoogle DriveのSpreadsheetを使った社内書類システムを開発しています。iPadを使って出先から情報確認、記入できるのがウリのシステムです。

今日はその開発時に遭遇した問題を紹介します。

その問題とは「iPadで表示する時、列数があまりに多いとエラーが表示される」というものです。

Spreadsheetにはいくつかの制限があります。その中で列数の制限は256列までと定められています。

今回作成しているシステムで、1年分のデータを横に記入する形式のテーブルを作ろうとしたのですが、上記制限にひっかかりました。幸い、実際は3日に一度程度で問題ないとのことだったので、1年の半分180列+αのテーブルを作成しました。

列数制限をクリアし、なんとかプロトタイプ完成までこぎつけたのですが、iPadで表示してみてびっくり、なんとエラーが表示されるんです。しかもエラーとだけしか表示されず、一体なにがなんやら・・・一番怪しいのが表の大きさ、特に列数だろうと適当な数削って確認したところ、エラー表示がなくなりました。最終的には余裕をとって150列くらいで手を打ちました。

この問題、厄介なのが、振る舞いが微妙に変化すること。前回はエラーなしで表示できたのに、今回は表示されるといった具合です。ここからは予想ですが、iPadのメモリ使用量に左右されていると考えています。

仕様上、制限内だから大丈夫と思わず、現物で確認することの大切さを改めて認識した問題でした。

この記事で触れたGoogle Spreadsheetの制限ですが、Googleから公式に提示されています。興味のある方はご覧ください。

Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドのサイズ制限
https://support.google.com/drive/answer/37603?hl=ja