2013年末、Google DriveのSpreadsheetが更新されました。
仕事でもプライベート(!?)でもぼちぼち需要が高まってきたので、
仕様検討時に問題になりそうなSpreadsheetの制限について調査してみました!
古いSpreadsheetの制限には以下の種類がありました。
1. セル数:40万
2. 数式数:4万
3. 数式の計算時間:正確には不明・・・スクリプトは5分程度だったのでそれくらい?
で、新しいSpreadsheetの制限は、というと、
「2 millions(=200万)」という制限がGoogleの公式ヘルプにありました!
※日本語ドキュメントばかり探してたので見落としてました・・・
では、いざ実践!
A. セル数関係
旧版の制限1, 2に関してです。
以下の条件で試してみました。
・1シート3,200行 * 26列=8,200セル
・そのシートに3,000行 * 20列=6,000の数式
・数式は足し算のみの簡単なもの
・あとは複製複製複製!
24シート目=(セル196.8万、数式144万)までは正常に複製OK・・・で、
25シート目=(セル205万、数式150万)をコピーしようとしたところで、
以前は、画面上部にテロップが流れるだけでしたが、今回はしっかりブロックされます。
さて、この現象からわかることは、、、
「新Spreadsheetの制限は200万セル。数式を含むか否かは問わない。」
でした。
数式の制限が4万だったことを考えるとなんと50倍!
B. 数式の計算時間
Aと同じで数式を遅いと評判のvlookupに変更!
で、複製複製ーー!したところ、なんとセル数制限MAXの200万セルまでいっちゃいました。
動きはどんくさくなるものの、以前のようにエラーテロップも流れず。
さすが性能を強化しただけのことはあります!
まぁ、vlookupの式が固定値なので、入れ子関数にするとそうも行かないかも
しれませんが、200万弱のvlookupにも健気に耐えられるようになったのは
大きいかもしれませんね。
C. ImportRangeについて
Spreadsheetを便利たらしめている関数、ImportRange!
なんと、これ、新Spreadsheetでは使えません(TT)
仕事ではバリバリこれを使っているので、実際の移行はもう少し先になりそうです・・・
そういえば、Google Apps Scriptにも時間制限がありましたね。
時間があれば調べてみたいと思います!