新Spreadsheetの制限調査

2014-02-05


2013年末、Google DriveのSpreadsheetが更新されました。

仕事でもプライベート(!?)でもぼちぼち需要が高まってきたので、
仕様検討時に問題になりそうなSpreadsheetの制限について調査してみました!

古いSpreadsheetの制限には以下の種類がありました。
 1. セル数:40万
 2. 数式数:4万
 3. 数式の計算時間:正確には不明・・・スクリプトは5分程度だったのでそれくらい?

で、新しいSpreadsheetの制限は、というと、
「2 millions(=200万)」という制限がGoogleの公式ヘルプにありました!

 ※日本語ドキュメントばかり探してたので見落としてました・・・

では、いざ実践!

A. セル数関係

旧版の制限1, 2に関してです。
以下の条件で試してみました。
 ・1シート3,200行 * 26列=8,200セル
 ・そのシートに3,000行 * 20列=6,000の数式
 ・数式は足し算のみの簡単なもの
 ・あとは複製複製複製!
24シート目=(セル196.8万、数式144万)までは正常に複製OK・・・で、
25シート目=(セル205万、数式150万)をコピーしようとしたところで、
エラーダイアログ!

以前は、画面上部にテロップが流れるだけでしたが、今回はしっかりブロックされます。

さて、この現象からわかることは、、、
 「新Spreadsheetの制限は200万セル。数式を含むか否かは問わない。」
でした。
数式の制限が4万だったことを考えるとなんと50倍!

B. 数式の計算時間

Aと同じで数式を遅いと評判のvlookupに変更!

で、複製複製ーー!したところ、なんとセル数制限MAXの200万セルまでいっちゃいました。
動きはどんくさくなるものの、以前のようにエラーテロップも流れず。
さすが性能を強化しただけのことはあります!
まぁ、vlookupの式が固定値なので、入れ子関数にするとそうも行かないかも
しれませんが、200万弱のvlookupにも健気に耐えられるようになったのは
大きいかもしれませんね。

C. ImportRangeについて

Spreadsheetを便利たらしめている関数、ImportRange!
なんと、これ、新Spreadsheetでは使えません(TT)

仕事ではバリバリこれを使っているので、実際の移行はもう少し先になりそうです・・・

そういえば、Google Apps Scriptにも時間制限がありましたね。
時間があれば調べてみたいと思います!